シニアペット介護

老犬ホームトップの料金と評判|業界5年編集部が預ける判断軸5つを整理

老犬ホーム トップ (熊本県菊池市・栃木県矢板市) の料金4プランを2026年10月時点の公式記載で整理。終身250万円の月割り比較、看取りと遺骨の確認項目、施設選び7チェックと預ける判断軸5つをまとめました。

在宅での介護がもう続けられない。そう感じている飼い主さんへ。老犬ホーム トップの公式料金4プランと運営の実態を一次情報で整理し、預けるか決める判断軸5つまでまとめました。

目次
  1. 「老犬ホーム トップ」とはどんな施設か
  2. 料金はいくら: 公式記載の4プランと内訳
  3. 終身250万円は高いのか: 月割りで自宅介護と比べる
  4. ペットホテル・デイケア・シッターとの違い
  5. 看取りと遺骨の扱いはどうなるのか
  6. 預けるのは「かわいそう」か: 罪悪感と里親の違い
  7. 施設選びで確認したい7つのチェック
  8. 預けるか決める判断軸5つと見学の進め方
  9. まとめ: 自分の数字で並べてから決める
  10. 参考文献

「老犬ホーム トップ」とはどんな施設か

「老犬ホーム トップ」とはどんな施設かの図解 / 老犬ホーム トップ

老犬ホーム トップは、高齢や介護が必要な犬と猫を短期から終身まで預かる施設です。運営は株式会社老犬ホームトップ。人の介護に訪問介護・デイケア・施設入所があるように、ペットの介護にも同じような段階の選択肢があります。その施設入所にあたるのが老犬ホームです。

公式サイトは、預かりを引き受ける理由として6つを挙げています。飼い主の入院や入所、転勤や急な引越し、犬の夜泣き、犬の問題行動、犬の認知症状、そして介護の限界です。どれも飼い主側の事情で24時間の世話が続けられなくなった、という共通点があります。

所在地と面会に通える距離かの確認

2026年10月時点の公式サイトでは、預かる場所は2か所です。熊本本店が熊本県菊池市亘530、栃木犬舎が栃木県矢板市石関862-1。電話はそれぞれ0968-24-4922と0287-47-6223で、メールと公式LINEの窓口もあります。

熊本だけの施設と思われがちですが、関東から通える拠点もあります。面会にどのくらいの頻度で通えるかは、後で触れる判断軸に直結します。

報道と公開情報から分かる運営体制

施設側の発信だけでなく、第三者の取材記事も公開されています。RKK熊本放送が2025年6月3日に伝えた内容によると、代表はペットブリーダーの緒方心さん。老犬ホームを始めたのは取材時点から17年前で、きっかけは当時問題になっていたペットの殺処分を減らすことでした。

同じ取材では、代表と妻のあゆみさんを含むスタッフ5人が、24時間体制で33匹の犬を世話していると伝えています。施設にいる犬の平均年齢は14歳前後。介護室には、足腰が弱っていても立ちやすいよう、爪が引っかかる毛布を敷いていると紹介されました。

なお第三者のディレクトリサイトには、対応地域が全国で老猫の受け入れも可能、動物取扱業登録番号は菊保H18保第8号との記載があります。ただし掲載元が情報の鮮度について注記しているため、問い合わせの際に自分で確かめたい項目です。

料金はいくら: 公式記載の4プランと内訳

2026年10月時点の公式サイトには、犬の中長期プランが4つ掲載されています。金額は改定されることがあるため、申し込み前に公式で最新額を確認してください。

プラン 料金 (公式表記) 1日換算 備考
ペットホテル 1泊 5,500円〜 (基本料金) — 介護料金は別途加算
半年プラン 530,000円 約2,500円 介護料金込み
1年プラン 800,000円 約2,000円 介護料金込み
終身プラン 2,500,000円 — 10歳以上 / 治療費・葬儀代込み

1日換算は公式サイトに併記されている値です。半年プランと1年プランには、本体価格と消費税のほかに治療費予備費3万円が含まれています。

4プランの料金と「介護料金込み」の範囲

半年・1年・終身の3プランは、介護の有無にかかわらず同一料金という扱いです。一方、ペットホテルは介護料金が別建てになります。軽度介護、重度介護、食事補助、投薬や注射、目薬、毎日のLINE報告が、それぞれ1日1,100円の加算方式です。

終身プランについて、公式は約3年間の料金で終身預かる形と説明しています。対象は10歳以上の犬で、10歳未満の場合は犬種や年齢に応じて個別にプランを組むとしています。猫のプランもあり、1年プランが550,000円、終身プランは14歳以上が対象です。

料金表の外で確認したい費用項目

料金に含まれるのは、食事代・世話代・光熱費です。病気のときの治療費は別途で、フードの指定がある場合も追加になります。ワクチンや体調不良時の診察は提携の動物病院で行い、費用は飼い主負担です。

送迎も実費が発生します。自宅までの迎えにかかる高速道路通行料やガソリン代、航空便の利用代金は飼い主の負担。ペットホテルの送迎は各施設から20キロまで2,000円で、それ以上は距離と所要時間で変わります。

公式サイトには1月から料金を改定したとの記載がありますが、改定年の表記はありません。ここで挙げた金額は2026年10月時点で確認した値として読んでください。

終身250万円は高いのか: 月割りで自宅介護と比べる

終身プランの250万円は、一括で見ると大きな数字です。ただし判断に必要なのは、総額ではありません。残りの時間で割った月額と、自宅で介護を続けた場合の支出との比較です。

終身250万円を月割りすると

公式が約3年間の料金と説明しているとおり、36か月で割ると月およそ6万9千円になります。ここで効いてくるのが残り時間の見立てです。

残りの期間 250万円の月額換算
2年 (24か月) 約10万4千円
3年 (36か月) 約6万9千円
5年 (60か月) 約4万2千円

同じ250万円でも、預ける期間が長いほど月額換算は下がります。逆に、預けてまもなくお別れになれば月額換算は跳ね上がります。この点について公式は、早期に亡くなった場合は1日単位の規定料金で計算して残額を返金すると説明しています。ただし入所準備金として10万円は必要経費に計上されます。

自宅で介護を続けた場合の費用

比較の相手は「何もしない」ではなく「自宅で介護を続ける」です。老犬ケア (リブモ株式会社運営) は2025年11月、業界横断の料金調査を公開しています。老犬ホームの月額利用料金の全国平均は、小型犬で90,138円、中型犬で106,665円でした。終身ベースの全国平均は小型犬2,289,407円、中型犬2,434,238円です。

この調査は掲載施設を対象にしたもので、10歳の犬で介護なしまたは軽度介護の料金、入居初期料金を含まない前提になっています。前提が違えば数字も動くため、そのまま自分のケースに当てはめないようにしてください。

自宅側の支出は、おむつとペットシーツ、療法食、通院と投薬、ハーネスやスロープなどの介護用品が中心です。そして金額になりにくい負担があります。夜間対応による睡眠不足、時短勤務や離職の可能性、家族の予定が組めなくなることです。介護する側の消耗については老犬介護のストレスで家族が壊れないための6つの工夫で詳しく整理しています。

どちらが安いかは、残り時間の見立て・体格・持病でひっくり返ります。ここでやりたいのは優劣をつけることではありません。同じ軸に数字を並べて、自分のケースで計算してみることです。

ペットホテル・デイケア・シッターとの違い

預け先を探し始めると、老犬ホーム・ペットホテル・デイケア・ペットシッターが同じ検索結果に並びます。4つは目的が違うので、まずどの期間の預け方を探しているのかを決めると迷いが減ります。

選択肢 預託期間 介護対応 看取り対応 費用形態 向いているケース
老犬ホーム 数か月〜終身 前提として対応 契約に含む場合あり 期間パック / 一括 24時間の介護が続けられない
ペットホテル 1泊〜数週間 加算で対応 原則対象外 1泊単位 旅行・出張・入院の短期
デイケア 日中のみ 施設により対応 対象外 1日単位・回数券 夜は一緒に過ごしたい
ペットシッター 訪問のつど 内容による 対象外 訪問1回単位 住環境を変えたくない

老犬ホーム トップの場合、同じ施設の中に短期と終身の両方が用意されています。日中預かりの犬の保育園は8時45分から17時までで1日2,500円、12回の回数券が25,000円です。1か月プランは小型犬が税込132,000円、中大型犬が税込165,000円となっています。

段階を踏めるのは、迷っている飼い主さんにとって現実的な選び方です。まず数日のペットホテルで様子を見て、合いそうなら1か月、さらに半年や1年と延ばしていく。いきなり終身を決めなくてよい、という安心感があります。

旅行や出張で短期だけ預けたい場合の選び方はペットホテルの選び方にまとめています。高齢の猫ちゃんを預ける場合の注意点はシニア猫・持病猫のペットホテル選びが参考になります。

看取りと遺骨の扱いはどうなるのか

終身プランは最期まで預ける契約です。それなら、お別れのときに何が起きるのかを契約前に確認しておきたいところ。ところが検索上位のページを見ても、この論点に触れたものがほとんどありません。

公式サイトから読み取れる手がかりは3つです。1つ目は、終身プランの料金に治療費と葬儀代が含まれるという表記。2つ目は、預かり前に治療費予備費を預かり、死亡時は火葬・埋葬の代金に充てるという説明。3つ目は、ペットホテル期間中に亡くなった場合、見取りと火葬の準備費用として別途60,000円がかかるという記載です。

一方で、遺骨を返してもらえるのか、合同供養になるのかは公開情報からは読み取れません。推測で書ける部分ではないので、問い合わせの段階で確かめる項目として挙げておきます。

  • 終末期にどのタイミングで連絡をもらえるか
  • 看取りに立ち会えるか
  • 火葬は誰がどう手配するか
  • 遺骨は返却されるか、合同供養になるか
  • その費用は契約した料金に含まれるか

もうひとつ、終身プランは預ける期間が読めない契約でもあります。想定より長く生きた場合と、預けた直後にお別れになった場合で、扱いがどう変わるのか。返金規定とあわせて、契約前に書面で確認しておくと安心です。

預けるのは「かわいそう」か: 罪悪感と里親の違い

「老犬ホーム かわいそう」「預ける 罪悪感」。これらは実際に検索されている言葉です。この気持ちに正面から答えたページは、検索上位にはほとんどありません。

はっきりさせておきたいのは、老犬ホームに預けることと里親に出すことは別だという点です。里親は飼い主そのものが変わります。老犬ホームは飼い主のまま、介護の体制だけを変える選択です。費用の負担も責任も飼い主に残り、面会にも看取りにも関われます。

公式サイトが挙げる受け入れ理由も、飼い主側の事情が並びます。入院や入所、転勤、夜泣きによる近隣への影響、そして介護の限界。RKK熊本放送の取材でも、代表は飼い主が入院して世話ができずに預かるケースや、夜泣きがひどくなり苦情が来て預かることを例に挙げていました。手放したのではなく、続けられる形に組み替えた結果です。

罪悪感の分かれ目になりやすいのは、預けた後も関わり続けられるかどうかです。公式サイトによると、預かり中の報告は原則として週1〜2回。ブログと、登録した場合はLINEで届きます。毎日の様子や動画を希望する場合は1日1,100円の追加オプションです。面会は事前連絡のうえ、都合のつくときにいつでも来てよいとしています。

夜泣きと徘徊で眠れない日が続いているなら、それは意思の弱さではありません。老犬の認知症の記事で触れているとおり、夜間の症状は介護する側の体力を着実に削っていきます。ここがポイントなんですが、介護する側が倒れてしまうことのほうが、わんちゃんにとっては大きなリスクになります。

施設選びで確認したい7つのチェック

ここからは、老犬ホーム トップにかぎらず、どの施設を検討するときにも使えるチェック項目です。採点して順位をつけるためのものではありません。見学や問い合わせでそのまま聞ける質問リストとして使ってください。

公的な登録と獣医連携の確認

1つ目は第一種動物取扱業の登録です。番号と有効期限が掲示されているかを見ます。老犬ホーム トップについては、第三者のディレクトリに菊保H18保第8号との記載がありますが、公式サイトでの掲示や自治体の名簿での確認までは取れていません。見学時に原本を見せてもらうのが確実です。

2つ目は獣医療との連携です。提携している動物病院がどこか、急変したときの搬送先はどうなるか。公式サイトは、ワクチンや体調不良時の診察を提携の動物病院で行い、費用は飼い主負担と説明しています。高齢や持病のある犬には無理な延命治療は行わず、早めに受診する方針とも書かれています。この方針に納得できるかどうかは、人によって分かれるところです。

3つ目は面会と報告の頻度です。公式の記載は原則週1〜2回で、毎日の報告は追加オプションでした。実際にどんな内容が届くのかを見学時に見せてもらうと、預けた後の生活が想像しやすくなります。

面会・急変時・廃業時の取り決め

4つ目は看取りと火葬の対応、5つ目は急変時の連絡体制です。24時間連絡がつくのか、夜間に何かあったとき誰がどう判断するのかを確認します。

6つ目が見落とされがちな、廃業や経営変更時の引き取り規定です。終身契約は、年単位で続くことを前提にした約束です。事業が続かなくなったときに預けた子がどうなるのか、書面に残っているかを聞いてください。

7つ目は見学の可否です。第三者のディレクトリには、事前連絡をすれば見学でき、個室の面談室があるとの記載があります。こちらも登録情報のため、予約時に改めて確認するのが確実です。

預かりの条件も先に確認しておきたい項目です。公式サイトには、ワクチン証明書と狂犬病予防接種証明書が必要で、血統書がない場合は獣医師による推定年齢の証明を求めることがあると書かれています。原則としてクレートやケージに入れる子が対象という条件もあります。

預けるか決める判断軸5つと見学の進め方

ここまでの材料を、判断に使える形にまとめます。預けるかどうかは、次の5つを並べて考えると整理しやすくなります。

1つ目は介護する側の健康です。睡眠不足が何か月続いているか、自分の通院や持病の管理ができているか。2つ目は夜間ケアの限界で、2〜3時間おきの対応がいつから続いているかを具体的な期間で見ます。

3つ目は同居家族の合意です。1人が抱え込んだまま決めると、後から家族の関係がこじれます。4つ目は残り時間の見立てで、ここが月額換算を大きく動かします。5つ目は費用の持続可能性です。終身プランは一括が前提になるため、支払える形かどうかを先に確かめる必要があります。

見学の進め方はシンプルです。公式サイトの問い合わせフォーム、メール、電話、公式LINEのいずれかで連絡し、事前に日程を決めてから訪ねます。当日に見ておきたいのは3点。介護室と夜間の見守り体制、1日の過ごし方、そして面会と報告の実際の頻度です。

預けない選択をした場合も、やり方は変えられます。寝たきりの介護は老犬の寝たきり介護に整理しています。体重のある子ならではの難しさは大型犬の寝たきり介護が参考になります。

まとめ: 自分の数字で並べてから決める

料金はいくら: 公式記載の4プランと内訳の図解 / 老犬ホーム トップ

判断は「施設か自宅か」の二択ではありません。残り時間の見立て、夜間ケアの限界、費用が続くかどうか。この3つを自分の数字で並べた結果として、預け方が決まります。

次にやることは3つです。終身プランの250万円を残り月数で割ってみる。それを自宅で介護を続けた場合の月額と並べる。そして7つのチェックを質問リストにして、見学や問い合わせで確かめる。

料金の起点になるのは、2026年10月時点の公式サイトに記載された4プランです。改定されることがあるため、申し込み前に公式で最新額を確認してください。うちのこと過ごせる残りの時間をどんな形で支えるか。その答えは、数字を並べたあとに見えてきます。

参考文献

本記事は 2026-10-05 時点で以下を確認して執筆しました。

運営事業者の公式情報 (一次情報)

専門メディア (取材記事・業界調査)

事業者登録ディレクトリ (要確認・参考)

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