コラム

ペット火葬場への持ち込み方法と流れ【後悔しないための完全ガイド】

「自宅の前に火葬車が来るのは、ご近所の目が気になって避けたい…」
「できればちゃんとした施設(斎場・霊園)に連れて行って、しっかりお別れをしてあげたい」

そんな方にご案内するのが、「ペット火葬場(霊園)への持ち込み火葬」です。

この記事では、ペット火葬業界で広告運用に携わっていた筆者が、霊園・火葬場への持ち込みの当日の流れ、訪問火葬との違い、移動時の運び方の注意点、そして失敗しないためのチェックリストまで詳しく解説します。

目次
  1. 「持ち込み火葬」と「訪問火葬(移動火葬車)」の違い
  2. 持ち込み火葬の当日の流れ【5ステップ】
  3. 車に乗せるときの運び方【5つの注意点】
  4. 持ち込み火葬の料金相場
  5. 持ち込み火葬の施設を選ぶときのチェックリスト
  6. よくある質問(FAQ)
  7. 無料で相談・24時間受付

「持ち込み火葬」と「訪問火葬(移動火葬車)」の違い

まず、ペットの火葬方法は大きく2種類に分かれます。

比較項目 持ち込み(霊園・斎場) 訪問火葬(移動火葬車)
場所 飼い主が車で霊園まで連れて行く 火葬車が自宅に来る
施設 祭壇・お別れ室・待合室あり 車内の小型炉
雰囲気 人間の葬儀に近い厳かな空間 自宅でアットホームに見送れる
ご近所への配慮 気にしなくてよい 火葬車が止まるため少し気になる
供養施設 合同墓地・納骨堂が併設されていることが多い なし(別途手配が必要)
対応時間 営業時間内(9:00〜18:00が多い) 24時間対応の業者も多い
料金相場 やや高め(施設維持費が含まれるため) やや安め

「近所の目が気になる」「きちんとした祭壇と施設でお別れしたい」 という方には、持ち込み火葬を強くおすすめします。

逆に、「車がない」「深夜や早朝に対応してほしい」「住み慣れた自宅で楽に見送りたい」という方は、訪問火葬(移動火葬車)の方が向いています。訪問火葬については「訪問火葬(出張火葬)の完全ガイド」で詳しく解説しています。

持ち込み火葬の当日の流れ【5ステップ】

持ち込みで火葬を依頼する場合の、一般的な流れと所要時間をご紹介します。全体で1時間半〜3時間程度を見ておいてください。

Step 1:電話予約(所要5分〜10分)

近くの霊園・火葬場に電話をし、「持ち込み(来園)での火葬」を希望する旨を伝えます。

電話で聞かれること(事前に整理しておくとスムーズ):

  • ペットの種類(犬・猫・うさぎ・ハムスターなど)
  • ペットの体重(おおよそでOK)
  • 希望のプラン(個別立会い・個別一任・合同火葬)
  • 希望の日時

Step 2:ご遺体の安置(予約日まで)

予約の日時までの間、ご遺体が傷まないように安置してあげましょう。

安置のポイント:

  • お腹と頭の周りに保冷剤やドライアイスを置く
  • ペットシーツ(トイレシート)を下に敷いておく(体液対策)
  • 直射日光の当たらない涼しい部屋に安置
  • 夏場は1〜2日、冬場は3〜4日程度はきれいな状態を保てます

安置の詳しい方法は「ペットが亡くなったら最初にやるべき5つのこと」で詳しくまとめています。

Step 3:火葬場への移動

予約した日時に、ペットを車に乗せて火葬場にお連れします。運び方の詳細は次の章で解説します。

霊園によっては、専用のお迎え車で自宅まで送迎してくれるオプション(有料・無料あり)を用意しているところもあります。車をお持ちでない場合は、予約の電話時に「送迎はありますか?」と聞いてみてください。

Step 4:お別れの儀式〜火葬(所要1時間〜2時間)

火葬場に到着すると、スタッフが専用の「お別れ室」や祭壇に案内してくれます。

  1. お別れの時間(約15分〜30分):お線香をあげ、お花や好きだったおやつを口元に添えて、最後のお別れをします。
  2. 火葬(約40分〜90分):スタッフがご遺体を火葬炉にお納めし、火葬を行います。待ち時間は待合室で過ごします。お茶やコーヒーを出してくれる施設も多いです。
  3. お骨上げ(拾骨)(約15分〜30分):火葬後、人間のお葬式と同じようにお箸を使ってご家族の手で遺骨を骨壷にお納めします。

※合同火葬プランの場合は、Step 4の最初の「お別れの時間」でスタッフにお預けして終了です(お骨上げなし、遺骨返還なし)。

Step 5:帰宅・ご供養

骨壷を受け取り、帰宅します。ご自宅にペット仏壇を用意して安置されるご家族が多いです。ペット仏壇については「ペット仏壇おすすめ10選」をご参照ください。

車に乗せるときの運び方【5つの注意点】

車で火葬場まで向かう際、「どのように運べばいいの?」と迷う方が非常に多いです。慌てずに、以下の5つのポイントを押さえてください。

1. 段ボールや専用のペット棺に寝かせる

ペットシーツ(トイレシート)やバスタオルを敷いた段ボール箱に寝かせてあげましょう。直接抱っこして車に乗せるのは、振動によって体液が口や鼻から出てしまうリスクがあるため、おすすめしません。

2. 保冷剤を入れ続ける

移動中も保冷剤やドライアイスをお腹の周りに置いておいてください。特に夏場は車内温度が高くなるため、冷房を強めにかけましょう。

3. 後部座席の足元やトランクに安定して置く

急ブレーキで箱ごと滑ってしまわないように、後部座席の足元に挟むように置くか、シートベルトで固定するのが安心です。

4. お花やおやつを一緒に添えてもOK

移動中の段ボールの中に、好きだったおやつや小さなお花を入れてあげるのも素敵です。霊園によっては持ち込みのお花を祭壇に飾ってくれるところもあります。

5. 冬場でも暖房は控えめに

暖房をガンガンにかけると、短時間でもご遺体の状態が変わってしまうことがあります。冬場でも暖房はやや控えめにしてください。

持ち込み火葬の料金相場

プラン 小型犬・猫(〜5kg) 中型犬(5〜15kg) 大型犬(15kg〜)
合同火葬 10,000〜15,000円 18,000〜25,000円 25,000〜40,000円
個別一任 20,000〜30,000円 30,000〜40,000円 40,000〜55,000円
個別立会い 25,000〜35,000円 35,000〜50,000円 50,000〜70,000円

※施設によって異なります。正確な料金は公式サイトまたは電話でご確認ください。
料金の詳細は「ペット火葬の料金相場【2026年最新】」で全プランの比較を掲載しています。

持ち込み火葬の施設を選ぶときのチェックリスト

  • ホームページに料金表が明記されているか
  • 口コミ(Googleマップの評価)が★4以上あるか
  • お別れ室(祭壇)の写真が掲載されているか
  • 「追加料金は発生しません」と明記されているか
  • 送迎サービスの有無
  • 後日の供養(合同墓地・納骨堂)の案内があるか

よくある質問(FAQ)

Q. 車がないのですが、持ち込み火葬はできますか?

A. 霊園によっては、ご自宅までの送迎車サービスを提供しているところがあります。また、タクシーを利用する方もいらっしゃいます。その場合、段ボール箱にペットシーツを敷いて寝かせてあげれば問題ありません。車がない場合は、訪問(出張)火葬も検討してみてください。

Q. 到着してからどれくらいの時間がかかりますか?

A. プランによりますが、合同火葬なら30分〜1時間、個別立会い火葬なら1時間半〜3時間が目安です。詳しくは「ペット火葬にかかる時間」の記事をご参照ください。

Q. 持ち込みの場合、お花は持って行った方がいいですか?

A. 多くの霊園ではスタッフがお花を用意してくれますが、ペットが好きだったお花やおもちゃを持参するのも喜ばれます。棺に入れてよいものについては「ペット火葬で入れる花・棺に添えてよいもの」をご覧ください。

Q. 家族全員で行った方がいいですか?

A. 特にルールはありません。お一人で来られる方もいらっしゃいますし、ご家族全員で来られる方もいらっしゃいます。小さなお子様がいるご家庭では、「最後のお別れを経験させたい」とお子様連れで来られるケースも多いです。服装については「ペット火葬の服装マナー」をご参考にしてください。

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大切なペットとの最後のお別れ。「持ち込み」という選択を通じて、ご家族全員が後悔なく、心安らかに見送れることを心から願っています。

最終更新:2026.03.10

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