ペット火葬

100均でペット仏壇の作り方|店舗別の買い物リストと祭壇3型

本格的なペット仏壇を買う踏ん切りがつかない飼い主さんへ。100均でできるペット仏壇の作り方を、ダイソー・セリアの買い物リスト・祭壇3型・火の安全・費用比較まで編集部が整理。1,500円前後で供養スペースが整います。

うちのこを見送ったばかりで、本格的なペット仏壇を買う踏ん切りはまだつかない。そんな飼い主さんへ。100均のダイソー・セリアで作るペット仏壇の作り方を、店舗別の買い物リスト・祭壇3型・火の安全・既製品との費用比較まで、わたしたち編集部がまとめました。

関連: ペット火葬後の供養の選び方

目次
  1. 火葬直後〜49日の『とりあえずの供養スペース』という割り切り
  2. 100均にペット仏壇は無い? 代用品での作り方と6点セット
  3. 100均店舗別の買い物リスト早見表 (ダイソー・セリア・キャンドゥ)
  4. 設置スペース別の祭壇・仏壇3型と作り方の工程
  5. 100均アイテムで仏具を代用するガイド
  6. 火の安全対策と避けたい失敗例4つ
  7. 既製ペット仏壇との費用比較と買い替えの判断
  8. まとめ: 供養の次のステップへ
  9. 参考文献

火葬直後〜49日の『とりあえずの供養スペース』という割り切り

→ 関連: 手元供養グッズの選び方

100均で揃うペット仏壇の定番6点セット(本体ボックス・小皿3枚・LEDキャンドル・フォトフレーム・おりん代用・防火マット)を並べた図解(時期・店舗で変動)

うちのこを見送ったあとの家は、驚くほど静かに感じられます。何かしてあげたいけれど、本格的なペット仏壇を買う踏ん切りはまだつかない。そんな気持ちのまま数日を過ごしている飼い主さんは、決して少なくありません。

実際に、本格的な仏壇を注文したものの、届くまでのあいだ100均グッズで簡単な供養スペースを整えていた、という飼い主さんの記録もあります。お線香立ては気持ちがついていかず当分は置かない、という声もありました。無理に形を急がなくていい、という割り切りが、そこにはあります。

100均のダイソーやセリアを使えば、短時間・1,500円前後で、つなぎの供養スペースが整います。これは2026年時点の目安で、店舗や時期によって変わります。四十九日や一周忌のタイミングで本格的な仏壇に買い替える前提で、まずは手元のもので形を整える。そんな考え方で大丈夫です。

そもそもペットの供養に、人と同じような決まり事はありません。仏壇を置くスペースがない場合や、骨壺が大きくて仏壇に入らない場合は、棚やテーブルに布を敷く祭壇という方法もあります。形や大きさよりも、そばに置いて手を合わせられることのほうが大切です。立派な仏壇でなくても、十分に供養になります。

この記事で扱うのは、祭壇や仏壇のスペースをゼロから組む方法です。位牌や写真立てといった手元供養グッズを単体で選びたい場合は、別の記事で詳しくまとめています。火葬を終えたあとの供養の流れを先に知っておきたい飼い主さんも、あわせて読み進めてみてください。

100均にペット仏壇は無い? 代用品での作り方と6点セット

ダイソー・セリア・キャンドゥといった100均に、ペット仏壇そのものは売っていません。ただ、収納ボックスと小物を組み合わせれば、供養スペースは自分で作れます。これは100均でのペット仏壇づくりを紹介する記事に、共通する考え方です。

組み合わせの軸になるのが、次の定番6点です。土台・供物・灯り・写真・音・防火という、祭壇に必要な役割を、この6点でひととおりカバーできます。まずは全体像をつかんでおきましょう。

  • 本体ボックス(布付ペーパーボックス・ウッドボックス・組立式収納BOXなど)= 土台になる部分
  • 小皿3枚(供物皿・水入れ・香立ての代用)= お供えと水、お香を置く部分
  • LEDキャンドルライト = ろうそくの代わりになる灯り
  • フォトフレーム = うちのこの写真を飾る部分
  • 自転車用ベル「Ring²」など = おりんの代用になる音
  • 防火マット = 火を使うときの備え

本体ボックスは祭壇の土台で、布を敷いて小物を並べる場所になります。小皿はお供えと水入れ、お香立ての3役を兼ね、LEDキャンドルは火を使わずに灯りを添えられます。写真はうちのこの目線が合うものを1枚選ぶと、手を合わせやすくなります。

実際にダイソーのアイテムだけで作った例では、本体ボックスやLEDキャンドル、小皿などを合わせて、総額1,500円ほどに収まったと紹介されています。それぞれをどこで買い、どう組み立てるかは、このあとの章で店舗別・型別に見ていきます。なお商品名や価格は終売や改廃で変わるため、2026年時点では目安として読み、店頭で確認してください。

100均店舗別の買い物リスト早見表 (ダイソー・セリア・キャンドゥ)

どこで何を買えばいいのかを、店舗別に早見表でまとめます。商品名と価格は2026年時点の目安で、終売や店舗によって変わります。実際に出かける前に、店頭での確認を前提にしてください。

アイテム ダイソー セリア キャンドゥ
本体ボックス 組立式収納BOXなど 550円前後 ○ 木製ウッドボックスL 110円 ○ 要店頭確認
小皿3枚 白系が中心 ○ 色・形が豊富(犬猫モチーフも)◎ 要店頭確認
LEDキャンドル 取扱いあり ○ 取扱いあり ○ 要店頭確認
おりん代用(自転車ベルRing²) 取扱いあり ○ 取扱いあり ○ 要店頭確認
フォトフレーム L判など ○ L判など ○ 要店頭確認
防火マット 取扱いあり ○ 店舗差あり △ 要店頭確認

セリアは、小物の種類が豊富な店舗です。供物皿や水入れに使える小皿は色や形のバリエーションが多く、犬や猫の形をした小皿もそろいます。並べると、やわらかい雰囲気の供養スペースになります。商品はすべて110円のため、ダイソーよりも費用を抑えやすい点も魅力です。木製のウッドボックスやコルクシートなど、小型の土台づくりにも向いています。

一方ダイソーは、土台と火まわりがそろえやすい店舗です。本体ボックスやLEDキャンドル、防火マットといったアイテムが見つかりやすく、ひとそろえを1か所で完結させたいときに便利です。本体ボックスは550円前後で、布付ペーパーボックスが終売の場合は、組立式収納BOXが代わりになります。サイズが合えば、そのまま土台として使えます。

キャンドゥについては、今回参照した記事ではいずれも取扱いの確認ができませんでした。収納ボックスやLEDキャンドルなど、近い商品は流通していますが、品ぞろえは店舗差が大きいのが実情です。そのため早見表では、すべて要店頭確認としています。お近くにキャンドゥがある場合は、本体ボックスと小皿、LEDキャンドルの3点が置いてあるかを最初に見ておくとよいでしょう。

そろえ方のコツは、無理に1店舗で完結させようとしないことです。土台と火まわりはダイソー、小皿や仏具の代用品はセリア、というように分けて買うと、見た目も費用も整いやすくなります。6点を1店舗でそろえた場合の総額は、ダイソーで1,500円前後が目安です。買うものが決まったら、次は設置スペースに合わせた組み立て方を見ていきます。

設置スペース別の祭壇・仏壇3型と作り方の工程

祭壇や仏壇のスペースは、設置できる場所に合わせて型を選ぶと、無理がありません。ここでは棚1段型・トレイ1枚型・引き出し1段型の3つを紹介します。住環境や、普段どう置いておきたいかで選び分けてください。

向く住環境 必要なもの 特徴
棚1段型 常設スペースが取れる 棚の上段・布・小皿・写真立て しっかり形を作れる
トレイ1枚型 賃貸・省スペース トレイ・布・小皿・写真立て 移動と片付けが楽
引き出し1段型 普段は仕舞いたい 収納BOX・布・小物 開閉式で隠せる

どの型にも共通する流れは、場所を決める・布を敷く・写真と小皿を置く・LEDキャンドルとおりんの代用を添える、という順番です。場所選びがいちばん大切で、直射日光やエアコンの風が当たるところ、目より高い場所は避けます。後ろが壁になる、安定した低い位置を選びましょう。所要時間は、小物を並べるだけなので短時間で整います。

棚1段型: カラーボックス上段で作る基本形

棚やカラーボックスの上段が空いているなら、本体ボックスを使わず、棚そのものを土台にできます。常設のスペースが取れて、しっかり形を作りたい飼い主さんに向いた基本形です。

  1. 上段を片付けて、表面をきれいに拭く
  2. 好きな布やレースを敷く
  3. うちのこの写真立てを中央に置く
  4. 小皿3枚を、供物・水・香立て用に並べる
  5. LEDキャンドルとおりんの代用を添える

布は、棚板の色が透けないように少し厚めのものを選ぶと、仕上がりが落ち着きます。写真の左右に小皿を置くと、バランスが取りやすくなります。

トレイ1枚型: 賃貸・省スペースでも置ける最小構成

トレイやお盆1枚に収める最小構成なら、賃貸や省スペースの部屋でも置けます。来客のときにそのまま動かせるので、置き場所を固定したくない場合にも向いています。

  1. トレイに布を敷く
  2. 写真立てを置く
  3. 小皿を1〜2枚添える
  4. LEDキャンドルを置く

トレイの縁があることで、小物が落ちにくくなります。棚の一角やサイドボードの上など、少し空いたスペースにそのまま置けるのも利点です。

引き出し1段型: 普段は仕舞える隠す供養スペース

組立式収納BOXや引き出しを土台にすると、普段は仕舞っておける供養スペースになります。家族に見せたくない、ホコリを避けたいという場合に向いた作り方です。

  1. 収納BOXや引き出しを土台にする
  2. 内側に布を敷く
  3. 写真と小物を配置する
  4. 手を合わせるときだけ開ける

ふたや引き出しを閉めれば、見た目はふつうの収納にしか見えません。気持ちが落ち着いてきたら、少しずつ飾りを増やしていく、という使い方もできます。仏具の具体的な代用品は、次の章でまとめます。

100均アイテムで仏具を代用するガイド

線香立てやろうそく立て、花立といった本格的な仏具は、100均ではそろいません。そのぶん、身近なアイテムで代用する工夫が中心になります。代用品でも、気持ちのこもった供養スペースは十分に作れます。

  • 香炉・ろうそく立て・供物皿・水入れ → 小皿で代用する
  • おりん → 自転車用ベル「Ring²」。澄んだ音が出るため、おりん代わりに使う家庭もあります
  • 写真 → L判のフォトフレーム
  • 花立 → ミニ花瓶や、試験管型のボトル

仏具の代用に使う小物は、セリアの品ぞろえが豊富です。供物皿や水入れになる小皿は色や形の種類が多く、犬や猫の形をしたものもそろいます。おそろいの色で並べると、やわらかい雰囲気の供養スペースになります。小皿は3枚あれば、お供え・水・お香立ての役割をまかなえます。

おりんの代わりになる自転車用ベルは、種類によって音色が違います。なかでも澄んだ音が出るものは、手を合わせるときの区切りになり、実際におりんとして使っている家庭もあります。音があると、語りかける時間が落ち着いたものになります。

花を添えたい場合は、ミニ花瓶や試験管型のボトルが手軽です。生花の管理が負担なら、造花やプリザーブドフラワーを選ぶと、水やりの手間がなく本体も傷めません。季節の彩りを少しだけ添えるだけでも、空間の印象がやわらぎます。

小さな子どもや、他のペットがいる家庭では、火を使わない代用品が安心です。ろうそくはLEDキャンドルで、線香はアロマストーンに精油を数滴落とす形や、お供え香で代えられます。火を使わないぶん、留守がちな家でも日常的に手を合わせやすくなります。位牌や写真立てを本格的にそろえたくなったら、専用の記事もあわせて読んでみてください。なお商品名や取扱いは2026年時点の目安で、店舗や時期によって変わります。

→ 関連: ペット位牌の選び方と書き方

火の安全対策と避けたい失敗例4つ

紙や木でできた本体ボックスに、線香やろうそくの火を直接合わせるのは避けてください。火まわりの注意は、公的な火災事例からも裏づけられます。供養スペースは長く使うものなので、最初に安全の土台を決めておきましょう。

東京消防庁が公表している火災の実態では、ろうそくや線香による出火事例が報告されています。木製の台に置いたアロマキャンドルの消し忘れで、台に敷いた布へ火が接触して出火した例があります。棚の中段に置いたキャンドルの火が、上段の藤かごに燃え移った例もあります。火のついた線香が衣服に着火した事例も記録されています。紙や木の土台に直火を合わせるのは、火災のリスクが高いことが分かります。

対策の基本は、3つです。火を使うなら、線香立てやろうそくの下に防火マットを敷きます。ただし防火マットは、燃え広がりを抑える補助にすぎません。長く火を放置すれば燃えることもあるため、火を使うあいだはその場を離れないようにします。

より安心なのは、火を使わない方法です。ろうそくはLEDキャンドル、線香はアロマストーンやお供え香に代えれば、火を使わずに供養できます。可燃物のそばや、子どもや他のペットが触れる高さも避けましょう。置き場所と灯りの選び方で、リスクの多くは先回りして防げます。

設置したあとも、ときどき周りを見直しておくと安心です。供養スペースの近くに、紙ものや布、よく燃えるものが増えていないかを確認します。カーテンの裾やコード類が近づいていないかも、あわせてチェックしておきましょう。日々のちょっとした目配りが、いちばんの安全対策になります。

避けたい失敗例を、4つにまとめます。

  • 紙や木のボックスで線香を焚いて焦がす → 直火を避け、LEDやアロマに切り替える
  • 高い場所に重いボックスを置いて転倒・落下 → 低く安定した場所に置く
  • 直射日光で写真や布が褪色する → 直射日光やエアコンの風を避ける
  • 造花が倒れる・水をこぼして本体が傷む → 水は少量にし、造花は固定する

どれも、ちょっとした置き方の工夫で防げるものばかりです。安全に整えられたら、最後に既製の仏壇を買うかどうかを考えてみます。

既製ペット仏壇との費用比較と買い替えの判断

100均での自作と、既製のペット仏壇。どちらが正解ということはありません。費用や使い方で、向き不向きを比べてみます。迷っている飼い主さんの判断材料になればと思います。

比較軸 100均で自作 既製のペット仏壇
費用の目安 1,500円前後 1〜3万円帯
耐久性 紙・木中心で控えめ 木製・塗装で長持ち
見栄え 手づくり感が出る 仏壇として整って見える
作る手間 自分で組み立てる 届いてすぐ使える
拡張性 入れ替えしやすい 仕様は固定

既製のペット仏壇は、仏壇専門店の通販や大手通販のカテゴリを見渡すと、おおよそ1〜3万円帯が目安です。これは複数の商品を見たうえでの価格帯で、上位のグレードはさらに上がります。商品によって幅があるので、レンジとして受け止めてください。一方、100均での自作は1,500円前後で整います。いずれも2026年時点の目安です。

費用だけを見ると差は大きいですが、自作には自作の良さがあります。手元のものと組み合わせて、うちのこに合う形に作れること。気持ちの整理に合わせて、少しずつ整えていけること。この2つは、既製品にはない自作ならではの良さです。

おすすめしたいのは、とりあえず自作で整え、四十九日や一周忌で買い替えるかを考える進め方です。長く常設したい、来客が多い、見栄えを重視したいという場合は、既製の仏壇に切り替えると満足度が上がります。逆に、自作のままでも、そばに置いて手を合わせられるなら十分な供養です。買い替えを考えるときは、位牌や手元供養グッズの記事もあわせて参考にしてください。

→ 関連: ペットの四十九日の数え方

関連記事: 命日・一周忌の過ごし方

まとめ: 供養の次のステップへ

設置スペース別の祭壇3型(棚1段型・トレイ1枚型・引き出し1段型)を向く住環境・所要時間・特徴の3行で比較した早見表の図解(所要時間は目安)

火葬を終えたばかりで、何から手をつければいいか分からない。そんなときは、まず100均で形を整えるだけでも十分です。この記事では、とりあえずの割り切り・定番6点セット・店舗別の早見表・祭壇3型・仏具の代用・火の安全と失敗例・既製品との費用比較という、7つの軸で見てきました。

1,500円前後・短時間で整うつなぎの供養スペースも、立派な供養のかたちです。急がなくて大丈夫です。四十九日や火葬後の供養の流れ、位牌づくりや命日の過ごし方など、次のステップに進みたくなったら、関連する記事もそっとそばに置いておきます。うちのこのために、できることから少しずつで構いません。

参考文献

本記事は 2026-06-10 時点で以下を確認して執筆しました。

公式機関 / 法令

飼い主体験談 (事例参考)

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